Synx with all your calendars. すべてのスケジュールをシンクする。
山をいくつもこえた先、雪が舞う静寂の森で、ひときわ賢い目を持つオオヤマネコのリンクスが暮らしていました。彼には不思議な才能がありました。森のどこで何が起きているのか、それらの情報を完璧に記憶し、まるで魔法のように必要な場所へと届けることができたのです。
ある日、森で大きな混乱が起きました。春の実りを祝う大切なお祭りの日が、動物たちの間でバラバラに伝わっていたのです。フクロウは満月の夜だと木の幹に記し、リスは新月の夜だと落ち葉に刻み、ウサギは半月の夜だと野原の岩に印をつけていました。
困り果てた動物たちの前に、リンクスが現れました。
「ぼくに任せて!」
その瞳は、森に差し込む月の光のようにするどく、しかしあたたかな光をたたえていました。
リンクスはあたりで一番高い山の上に家をこしらえ、そこから森全体を見渡せるようにしました。動物たちがそれぞれの群れの中で記録した予定は、リンクスの不思議な力によって、瞬時に必要な場所へと共有されていきます。フクロウが木の幹に記した夜の集いの時間は、自動的にコウモリの洞窟の壁にも表示されました。リスが落ち葉に記した実拾いの予定は、瞬く間にツバメたちの巣にも共有されました。
こうして、もう誰も大切な集まりの日を間違えることはありませんでした。リンクスのおかげで、森には進歩と調和が訪れました。
